そろばん効果

こんにちは、三重県名張市の学びスタジオそろばん教室の奥川陽子です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、そろばん効果について書きます。

∴算数や数学が得意になり自信を持てる

そろばんのお稽古の効果として、まず「算数や数学が得意になる」という点です。

その理由は、
「珠算(しゅざん、たまざん)」という、計算方法にあります。

そろばんは「珠」を用いて計算を行いますが、
習いたての頃は脳と指をフル稼働させて計算をします。

これを反復練習し、少しずつ「珠算」を身につけていくと、
次第に「頭の中でそろばんを弾く」ことができるようになります。

この「頭の中でそろばんを弾く」ことができるようになれば、
速く正確に暗算もできるようになります。

珠算を習得すれば、
算数や数学はもちろん、
日常生活でも一生役にたつスキルが身につけられることにます。

∴計算が得意なだけで、算数や数学が得意になるのか

計算が得意になるだけで、
算数や数学が得意になるかということについては、
そろばん指導者の指導の仕方で大きく変わってくると思います。

そろばんの珠の入れ方には、
一定のルールがあり、
そのルール「なぜ」をしっかりと子どもに伝えることが大切です。

その「なぜ」の理解が、
そろばんの計算の論理性から、算数や数学の論理性の理解につながっていきます。

∴算数、数学以外の科目にも良い影響を与える

そろばんは、他の科目にも良い影響を与えます。

そろばんによる計算は、先ほ説明した「論理性(理屈)」が必ず存在します。

この珠をこのように動かせば桁が繰り上がる・・・

このように、
「球を動かす」と「数が変わる」といった形で
「原因と結果」が連続してつながっています。

そろばんを弾くことは「理屈を追いかける」ことと同じことです。

そして、
算数や数学以外の勉強も、「論理性」が求められます。

例えば、国語、
国語の論説文などの読解文では、
「AだからBといえる。したがってCという結論が導かれる」
というように論理性が存在しますが、
この「理屈の流れ」を追えない子どもが今、非常に多いです。

しかし、
そろばん学習を行っている子どもは、
そろばんを通じて自然に「理屈の流れ」を追っているため、
スムーズに論説文の著者の言いたいことを掴むことができるようになります。

∴学ぶのが難しい想像力、発想力を身につけられる

想像力、発想力は身につけるのが非常に難しいです。

ある種の「才能」とも呼ばれるものですが、
そろばんによりこの力が活性化させることができます。

そろばんの上級者ほど、
計算中に、ベータ波が右後頭部に大きくなります。

これは、右後頭部のイメージのみで計算し、
脳が覚醒状態になり、集中していることを表しています。

そろばんの習熟度が高くなるにつれて、
「右脳」の脳波が活性化されていきます。

そして、想像力や発想力の源となるのはまさに右脳の働きにあるため、
そろばん学習によって、想像力や発想力が培われるようになります。

∴記憶力がアップする

そろばん学習は、記憶力のアップにもつながる可能性が高いです。

記憶力には、短期記憶と長期記憶があり、
長期記憶は反復練習をすることで誰でも身につけることができますが、
瞬間的な記憶力である短期記憶は、
右脳を使った「記憶の瞬発力」が求められます。

これは、そろばんで効率的に身につけることができます。

∴失敗や挫折から忍耐力が身につく

そろばんは、慣れるまでは本当に苦労が絶えません。

筆算を身につけるには、
頭の中でやり方を覚えることで身につけることができますが、
そろばんを身につけるためには、
は頭に加えて「指の動き」も学ばなければいけないので、
文字通り「頭の中をフル回転」させなければ、
慣れることすら難しいのです。

したがって、
はじめのうちは「全然うまくできない」「なんでこんなことをやってるんだろう」といった、
失敗や挫折を味わうことになります。

上達してくると、
検定試験を受けることになります。
その結果、もし不合格になると、
そこでも失敗、挫折をすることになります。

この失敗と挫折の経験し、
それでもそろばんのお稽古を続けることで、
忍耐力が身についてきます。

∴まとめ

そろばんの効果はたくさんあります。

その効果を導き出すためには、
そろばんのお稽古を素直に諦めずに繰り返しすることです。

その結果として、
算数や数学や他の教科の理解によい影響を与える
想像力や発想力が磨かれる
記憶力がアップする
忍耐力がつく・・・
という効果が生まれます。

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